One Control Persian Green Screamerは、“TS系”回路の究極形を目指しました。 “TSなんて何十年ぶりかな。”そんなことを言いながら、BJFはあっけないほど簡単に回路を作り上げました。 それもオリジナルTS回路の持つ要素と、BJFの発想を融合させた、どんなTS系とも違った回路を制作したのです。
One Controlの考える“TS系”は、まずヴィンテージオリジナルのサウンドを作ることが出来ること、 そして同時に本格的でモダンなオーバードライブであることです。 ヴィンテージTSサウンドを作るという“TS系”があきらめてしまったそのハードルをまず超えること。 そうでなければ、今新たに“TS系”を作る意味を、One Controlは見出せません。 Persian Green Screamerは、極低ノイズを実現するため、 One Controlオリジナルのアルミ削り出しミニサイズ筐体を使い、 同時に入手が難しかったり高価なコンポーネンツは使用しません。 世界中どこでも入手できるスタンダードエフェクトであるためです。 これはオリジナルヴィンテージと同じ土俵で開発をすることになります。 また、今までの“TS系”とは違う、“TS系”の究極形であるためには、これまでの手法を真似るだけでは不可能です。 だからこそ、BJFの回路が生きるのです。
Persian Green Screamerは、ヴィンテージTSサウンドを作ることのできるペダルであると当時に、 モダンなオーバードライブでもある必要があります。 そのため、側面に1つスイッチを設けました。Vintage/Modern、2つのモードを切替えることで、 相反する要素を妥協すること無く満たすことができます。